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第108回 2009/10/01
「2009年東京インターナショナルオーディオショウ」

 早いもので、今日から2009年も最後の四半期、第三四半期となります。今年の夏は全国的に日照量が少なく、特に北海道では野菜の不作が深刻に心配されています。また、本年は台風の本土上陸がなく、いつの間にかという感じで梅雨が明け、夏らしい猛暑の日々がほとんどないままに、朝晩の冷え込みが感じられる秋となりました。「新型インフルエンザ」の猛威が新聞紙上で懸念される昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

2009TIAS
ショウポスター

10月ともなりますと、私どもにとりましては年に一度の大イベント、東京インターナショナルオーディオショウが恒例どおり開催されます。本年は、10月2日(金)から4日(日)までの三日間、場所もこれまで同様、JR有楽町駅前の東京国際フォーラムでの開催です。当社の展示室(ブース)は、昨年同様四階のG401。四階の一番端にございます。この期間に関東地方にお見えになる方、関東地方近辺にお住まいの方、是非有楽町まで足をお運びいただきたいと存じます。

今回、皆様に初めてご覧頂き、またご試聴いただく製品は、オーストリア・ウィーンアコーステックのフラグシップシリーズ、クリムトシリーズの二モデル、「The Music」と「The Kiss」です。中でも「The Music」は、ウィーンアコーステック社の最高峰モデルで、ステレオサウンド誌夏号で、「傳信幸」氏に大変好意的に論評いただいてから、順次各地の専門店様の店頭にて一部の方々にご試聴いただきましたが、まだまだ十分お聴き頂いたというには程遠いものがあります。最寄の専門店様でお聴きになられた方は、この機会にご自身のご愛聴CDをもってもう一度、また、残念ながらお聴きいただく機会のなかった方は勿論、是非お聴きになられてください。

 ウイーンアコーステック・スピーカーの特徴は、極めてクリーンに、かつ音楽ソースの持つ様々な音楽表現を極力色付けを抑えて素直に表現することにありました。ブランドによりましては、フラグシップモデルは、その下位モデルとはまったく異なった音楽表現をすることもあるようですが、ウィーンアコーステックは、首尾がまさに一貫しています。従来の音楽的なポリシーをきちんと踏襲した上で、現時点で同社の持つ最高の技術を駆使して作り上げた芸術的な作品が、このクリムトシリーズです。

 長く札幌交響楽団の事務局長を勤められ、その傍らクラシック音楽の評論を続けておられる谷口静司氏には、氏の主宰する「さっぽろAVシアター」で、この「The Music」を聴かれ、「ロマネ・コンティ」に比すような、スピーカーの自我を出さない、音楽の芸術的再生に徹しきった存在に驚嘆の意を表していただいております。次のURLにアクセスしてみてください(谷口静司の甘口時評)。
http://classic-music.jugem.jp/?eid=678

 今回の、東京インターナショナルオーディオショーでは、ウィーンアコーステック社より、初めて、同社の幹部スタッフ、ケヴィン・ウルフ氏(国際マーケッティング担当)が皆様に直接同社の音楽再生上のポリシーや、クリムトシリーズの試聴二モデルの具体的な説明を行う予定です。CECスタッフとはまた別の観点から、スピーカー作りの様々な話が聞かせてもらえるのではないかと、私も楽しみにしています。

 さて、CEC製品です。つい最近発表いたしました、フルバランス型ヘッドフォン、HP-53FBは、ヘッドフォンアンプHD53Nとともに展示いたしますので、HP-53との相違を十分ご確認いただけるものと思います。また、今回、このHP-53FBとHD53Nの組み合わせ販売を行うことを決定いたしました。「HDフルバランスシステム」として、標準価格9万5千円(税別)にて、オーディオショー終了後、発売を開始する予定です。

 大変なご好評を頂いております、ヘッドフォンアンプHD53N及びDA53Nの両モデルに、ブラックバージョンを追加いたします(11月発売予定)。ピアノフィニッシュを思わせる艶のあるブラック仕上げに、赤のレタリングを施しました。今回のショーで初めて皆様にご紹介いたします。当社のブースでじっくりとご覧ください。これまでの、アルミの質感そのもののシルバー仕上げとはまた異なった趣で、室内装飾上も、アクセントのあるポイントを作り上げることができる仕上げではないかと自負いたしております。

 それでは皆様、2009東京インターナショナルオーディオショーでお待ち申し上げております。

 

 




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