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第89回 2008/03/01
うるう年

 2008年の第一四半期最後の3月に入りました。まだまだ北陸、東北、北海道では積雪も多く、寒い日が続いているようですが、関東地方での長期天気予報によりますと3月には寒さも徐々に遠のき、次第に春が近づいてくるとのことです。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 2月は29日までありました。2008年はうるう年です。四年に一度の割合で来るので、西暦年数が4で割り切れればうるう年と考えがちですが、もう少し複雑です。今回はうるう年について書いて見ましょう。

 確かに4で割り切れる西暦年はうるう年です。それは、太陽の周りを地球が一周する日数が365日と約6時間かかっていますので、一年を365日とすると4年間で約24時間(4年 X 6時間)不足するために四年に一度、一年間を366日とし、これをうるう年と呼んで調整しているのです。

 しかし実際には公転周期は365日とちょうど6時間ではなく5時間48分46秒だと観測されています。この計算ですと4年間で24時間不足するのではなく、正確には23時間15分4秒の不足になります。従って24時間で調整しますと、実際には4年間で44分56秒多く調整されたことになります。このままでは100年で17時間58分24秒も加算したことになります。それ故グレゴリオ暦では西暦100年から100年ごとにうるう年でない年と決めているのです。ここから4で割り切れても、100で割り切れる西暦年は、うるう年ではないということになります。

 更に、100年ごとにうるう年ではないとしますと、今度は100年で約6時間不足することになり、400年で約24時間不足することになります。この解決に400年に一度はうるう年ときめたのです。100で割り切れても、400で割り切れる年はうるう年とされたのです。まさに2000年がそうだったのです。

 こうして、まずうるう年ではない条件は、4で割り切れない年(例2007年)、それから400で割り切れず、100で割り切れる年(例2100年)がそうです。次にうるう年である条件は、まず400で割り切れる年(例2000年)、次に100で割り切れず、4で割り切れる年(2008年)がそれに当ります。こうしてグレゴリオ暦とはかなり熟慮を重ねられた結果であることが判ります。ちょっとした頭の体操でした。

TheMusic

 さてこの2月中には、CESの報告でも触れました、ウイーン・アコーステック社のフラグシップモデルの情報が入ってきました。5月には皆様にお聞きいただけるものと思います。現在のところ標準価格300万円(セット)を予定しております。今回は、写真をご覧いただきます。

 重量が1本82Kg , 大きさは、273(横幅)× 1295(高さ)× 630(奥行き)mmと説明されています。今月と来月の二ヶ月間お待ちください。輸入元の私どもも、皆様と同様に大変期待して待ちわびております。

 残念ながら花粉症にお悩みの方には辛い季節かもしれませんが、春の訪れももうまもなくです。CEC製品と当社の輸入しておりますスピーカースステムの前で近づく春を実感していただければ大変幸せです。





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