第11回 2007/03/02 |
長安の交通事情 |
from 山崎 孝之(開発部) |
長安の街で、市民の足といえば、バスが上げられます。 市内を走るバスはワンマンバスが多く、料金は一律2元です。前のドアから乗車し、料金を支払い、後ろのドアから降ります。 路線数は1番から16番まで有り、市内をほぼくまなく回っています。 写真のバスは空いていますが、時間帯や祝日には満員となり、すりや引ったくりの類も現れ、必ずしも安全ではないようです。 又、渋滞していると歩道に乗り入れて前に出たり、わき道を抜けて渋滞をすり抜けるなど、運転手のマナーもよく有りません。 しかし、決まった停留所以外でも手を上げれば乗せてもらえるし、降ろしてもらえる(最近難しくなったが・・・)のは便利です。 市外へのバスは改めて紹介したいと思います。長距離バスのターミナルは市内バスターミナルとは別に有ります。 タクシーも多く走っていて、街角で手を上げれば直ぐにつかまるので便利に使えます。しかし、一般的にメーターで行かないので料金交渉が必要です。メーターの初乗り料金は7元ですが、ガソリンの高騰の影響で、1元が追加され、8元となっています。 料金交渉では近いところでも、運転手は10元から要求し、それをメーターで行くように交渉するのも結構大変でした。 又、バイクタクシーというものが有ります。 バスでは、決まった路線しか行きませんし、タクシーでは近距離の場合割高になってしまう。その点、バイクなら狭い路地にも入れるし、料金も割安で便利に使えるというところでしょう。近距離で2元、ちょっと離れて5元くらいが相場です。写真は長安の市内バスターミナル前で客待ちしているバイクタクシーの運転手たちです。 ターミナルまでバスで来て、そこからバイクタクシーで目的地まで行く人。ターミナルまでバイクタクシーで来て、そこからバスで目的地へ行く人。さまざまですが、ターミナルはバイクタクシーの集まる場所でも有るのです。 又、客を二人・三人と乗せているバイクも有り、交通のマナーを守らない事でも有名で、広州市やシンセン市等では市内のバイクタクシーを禁止するという話を聞いた事が有ります。 上の写真は市内を循環しているパトロールカーです。 といっても、駐車違反やスピード違反・信号無視などを取り締まっているところを見たことは有りません。循環する事で抑止効果を狙っているだけなのかも知れません。
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